無事に。

ここはオーストリアのフェルトキルヒ。

4月にここへやってきて、リーグ戦を戦って

代表戦も経験させてもらい、1部に昇格はできなかったけれど

プレーオフも終わって、最後のイベントであるオーストリアのU15大会。

今年に新しくなったうちの球場がホストとして大会の運営を務めました。

 

この大会での僕の役割は、

グラウンドキーパーとドリンクの店番です。

攻撃のサインをしてほしいと言われていたけれど、

現実的な話、この先ずっとこのクラブにいる可能性は少ないので

クラブの選手と共に指導者の育成のお手伝いも僕の仕事であると思っています。

だから、何よりも必要なのは経験。

その場で考えて出したジャッジに対して、後で考えて学ぶことが

一番重要な事だと思います。

僕がコーチャーをしながら攻撃のサインを出すことは構わないけれど

それ以上にこのクラブにとって経験値が必要な人材がいると思ったから

それ以外の部分のサポートに回ることにしました。

 

もちろん、やるなら楽しくがモットーですから・・・

 

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品揃えも見せ方も万全でお客さんをお迎えしました♪

そして、店番のお供の子が店番そっちのけで作ってくれました。

 

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何を作ってくれたかというと・・・

ブレスレット!

 

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クオリティーが高い!(笑)

大事にしたいと思います☆

 

そんな事をしているうちに、カージナルスはグループリーグを1位通過して

東の強豪であるワンダラーズとのセミファイナル。

序盤から打線が好調で点数を重ねていきましたが、

やはり一発勝負にセーフティーリードなんてない事を教えてくれました。

こちらのミスで得点を献上。

そこからチームの雰囲気も悪くなり、反撃に一押しのないまま負けてしまいました。

 

このオーストリアではウィーンのある東に比べると、

西は野球のクオリティーが明らかに落ちます。

これにはいくつかの理由があると感じていますが、

西の代表として結果で置いていかれていないことを示してもらいたかった。

しかし、技術的にも精神的にももう一つ相手が上でした。

その後の3位決定戦でしっかりと勝ってメダルを勝ち取ったことは、

褒めてあげたいと思います。

 

歴史を創る。

それはすごく大変な作業の積み重ね。

僕はきっとここでできる事はその本当に小さな一部でしかない。

このクラブの歴史を創っていく人材がここにはいる。

この土地に野球文化が根付き、オーストリア野球の発展に繋がって

いつの日かもっと円滑に世界で野球人の人材交流が

行われることを願っています。

今がその一歩に繋がる時間だと信じています。

 

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そんなわけで、無事にクラブのシーズンも終了しました。

みんな、お疲れ様でした☆

 

 

Danke

 

Kenny

 

 

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