自分のその時、その環境での立場は
いつもわきまえているつもりです。
それはどこへ行っても。
自分が何かを起こす。
ということよりも、流れの中で自分がどの役割を担うのか。
ここ数年、そんなことが頭の中にあります。
これは自分の中に起きている大きな変化かもしれません。
やりたかったことと、求められること。
そこの境界を振り切ってから、
また自分の中での流れも変わってきているような気がします。
この写真。
まだ出会って数回のユースの子。
数多くのチームメイトがいる中で、
キャッチボールの相手に僕を指名してきました。
指名というよりは欲求だったように思います。
自分からキャッチボールに混ざっていく事はよくありますが、
子供の方からというのは意外だったので驚きました。
こういう求められ方は、とてもうれしいですね。
この日はバッティングのクラスを任せられました。
英語がわかる子にチェコ語に通訳してもらって
メニューを伝達します。
海外での指導の意志疎通は日本で行うように簡単にはいきません。
伝わりやすいように言い方を変えたり、表現を変えたり。
試行錯誤していく中で、洗練されていくように思います。
女子にはどうしても、少しボールを置きにいってしまうのは
仕方がないですね(笑)
海外に出てきて、海外の現場で求められること。
少しづつ変わってきています。
日本では学生野球の先にあるものがとても細い。
毎日、汗だくになって学んだ知識、経験、技術が
生かされる場所が少ない。
TV中継も減り、野球人気が衰退していると言われても
仕方のないような現状があると、
日本の野球を外から見ると感じてしまいます。
僕なんかは何もできる立場にはないので、
そういうところに気付く方が中にいる事を願うしかありませんね。
今日もチェコで、自分ができる事をコツコツと。
Kenny
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