学生野球資格回復の為、3日間の研修会を終え、無事に修了しました。
参加者にはNPBでも活躍された選手や指導者の方々がいらっしゃいました。独立リーグ経験者でもこれを受講することによって、学生野球の現場に立つ可能性が生まれることになります。これに関して、独立リーグ関係者の皆様の多大なるご尽力と積み重ねのおかげであるのは間違いありません。さらにプロと学生野球には悲しい歴史が存在し、関係が断絶された時間がありました。これを繰り返さないようにとお互いの組織が時代背景もありながら、前向きにこの国の野球界をより発展させようという意図の元、この取り組みが実現されたとの説明も受けました。
この3日間の中で、起源となる歴史やプロ野球、学生野球、異なる目的によってすれ違いを生んだ時期もあったかとは思いますが、この島国の周りではMLBの取り組みによって、急速に野球文化の拡大、競技レベルの向上が進んでいます。実際に私がプレーしていたチェコ、先日の強化試合の相手であったオランダなどにはMLBアカデミーが存在し、若いタレントに英才教育を施し、マイナーに送り込んでいます。
自分の視点から感じることは、日本は個人レベルがその土地に野球という種を蒔き、それを実際に育てているのはアメリカ野球のような印象が、他の国々の野球の現場に触れてみるととても強く感じます。
そして研修中の資料にもありましたが、野球人口は確実に減っており、もしかしたら野球が国技と言われなくなる日が来てしまうかもしれません。野球関係者には信じ難いようなことが現実となっています。そういった背景があるとはいえ、今まで活用されなかった人材を生かそうというこの取り組みは素晴らしい取り組みだと思います。
この制度作りに関わった全ての人に感謝をして、すべての野球ファンにとってこの制度がポジティブなものになるようにと願っています。
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