これまで横浜、群馬で開催してきた一般社団法人オールネーションズの「アメリカンベースボールスクール」。
今年は千葉、そして地元である八千代で開催する事になりました。
このスクールではアメリカンということで英語での掛け声を推奨しています。アメリカでは試合を最重要視し、試合を多くこなすことで課題を見つけて練習で修正をして、また試合に臨む。日本ではその逆が多く、試合に出るまでに練習が多く課せられ、最近よく話題にもなる「勝利至上主義」が優先され、勝つことでしか評価されないことで結果的に大人が子供を利用しているように見られかねないことを見たり聞くことがあります。
それを私たちのような小さな団体が声を上げたところで、すぐにかき消されてしまいます。それならばと立ち上げたのがこのアメリカンベースボールスクールです。とにかく試合の中で直面するチャンスもピンチを仲間と会話をし、自分達で決断をし、それを実行していく。試合後には自分達が中心となってミーティングをする。コーチとなる我々が先導するのではなく、我々ができるのは環境を作ることです。主役は選手達なのです。
結果、これまで開催してきたスクールでは保護者の方も見たこともない子供の躍動する姿があったり、子供達からももっと長くやってほしいという声も多く寄せられています。
自分が群馬のスクールで感じたことは、よく現場でバットを引け、ファールボール取りにいけ、ランナーコーチ出ていないぞなど、インフィールド以外のやらなければいけないことも率先して自らが動き、こちらから指摘することがほとんどなかったことに驚きました。これは普段から指導されているチームの指導者の方々の指導の賜物でもあると思いますが、試合に入りこんで自分達が試合を引っ張っている意識さえあれば、こちらがとやかく言わずともそういったことも主体的にできるんだなぁとまた私自身が勉強させていただいた瞬間でした。

群馬の子達
また、スクール中にすべての成績を記録し、表彰式ではビッグなプレゼントも用意していますので、そちらもお楽しみにしていただければと思います!

横浜スクール表彰式の後