期限が迫ったリフォームの現場を午前中で離れ、その足で向かった群馬県。目的は1年ぶりのアメリカンベースボールスクール群馬に講師として参加するためでした。
昨年に開催してから1年が経ちながらも前回参加してくれた子が多く参加してくれたこともあって、千葉での開催と同様にとても楽しみにしていました。
行ってすぐさま、「あ!ケニーだ!」と近寄ってきてくれて、こちらも「おー!大きくなったな!」といいながらも体つきや表情の変化なども含めてたくましさが増していたことがうれしく感じました。さらに試合が始まってプレーしている姿は更に成長したように感じることができました。千葉のスクールもきっと来年帰ってきてくれるであろう選手達の成長する姿を見て、良かったのか悪かったのか判断できるのではないかと思います。
すぐに目に見える結果が表れないことが見ている人からすればきっと物足りなさもあるかもしれませんが、即効性を求めるが故に、指導者のパワハラも容認され、勝てばいいんだという思考が野球だけでなくスポーツ界に蔓延しているのは間違いありません。それよりも大切なことは挑戦する気持ちであったり、失敗したことを本人がどう受け止めてからどう次の一歩に生かし、どうやって一歩踏み出すきっかけを作ってあげることができるかどうか?大人がやるべき事はここに尽きると思います。
特にこのスクールで関わっていますが小学生の世代には、上手い下手なんてどうでもいいと私は考えています。スキルは意欲で解決することができますし、今の時代には本気で学ぼうと思えばいくらでも学べる手段があります。これだけ情報が拾える時代になりましたから、今の時代の子供達は本当に羨ましく思うほどです。そんな時代の私たちのもっともやるべき事はその考え方や気持ちの部分、トライ&エラーを何回繰り返しても折れない心を育ててあげることが重要であるはずです。過去の偉人と言われる人たちの伝説を聞けば、そこが決定的に長けていたことを私たちも学ぶことができます。
もちろん、偉人になる必要もなければ目指す必要もないわけですが、子供達に対して少しでも立派な人に育ってほしいというのは誰でも共通の願いであるはずです。そんなことを野球を通して伝える事ができたらいいのではないかと思っています。

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