平等でない事が大前提。

高校の時にすでに日本の野球に嫌気が差していた自分は、ちょうどその頃に野茂英雄さんがドジャースで1年目から活躍している姿を見て、日本人でもこんなに体の大きなメジャーの選手とめいっぱい勝負ができるんだと憧れました。

それをきっかけにMLBを目指すようになったわけですが、何から何までうまくいかない。物事がスムーズに運ばない。トライアウトでも自分の方が優れている。試合に出ても自分の方が打っている。自分はもっと評価されるべきだと強く思う時期がありました。

この頃、決定的に自分が間違っていたのは「人間は平等であると思っていた」からです。フラットに見て結果も出して、選手として俺の方が優れているんだからと試合に出て当然だ。そう思っていたことがすべての歯車をかみ合わなくしてしまっていました。

目標を持って、その目標に真摯に向き合うほどに、なんて不条理な世の中だと感じていました。そうです、平等ではないんです。平等でないと気付いた時から、少しずつ呼吸ができるような感覚になったことを覚えています。

頑固で何事も猪突猛進し過ぎたおかげでうまくいかなかった経験があるからこそ、これから目標を持って夢を掴みに行く若者達に役に立てばと日々、教えている少年少女たちに自分の失敗談を伝えています。

私が関わってきた教え子たちの中にも目の前が見えなくなっている選手がいました。なぜ技術やメカニクスが良くなっているのに結果が出ないのか?認められないのか?

当然です。この世の中は平等ではないからこそです。平等ではないと気付いた時に自分が目標とどう向き合うか?どうやってこの状況を打開するべきなのかを正しく考えられると思います。

選手である以上、環境を与えてもらい、そこに行くまで様々な人たちの支えがあって、海外では特に言葉が通じなくてもサポートしてくれる人たちがいます。そこの感謝が見えなくなってしまっている選手は何があってもキャリアアップしていけないと日本を出て外国人として野球に関わった私の経験から断言できます。補足するならば目標が小さい選手は別です。手の届く所しか追いかけない場合も別です。

チャンスを掴むためにはチャンスに選ばれる選手にならなければいけない。データや理論を超えた領域があると思います。

 

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