BMIサマーキャンプ、無事に終了。

先日、今年2回目のサマーキャンプを無事に終えることができました。

コロナ禍で、普段とは様々違うこともありましたが、参加選手達も積極的に協力をしてくれて、心も技術も集中して成長することができたと思います。

 

 

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私が今回、選手達から聞いた声の中に、「キャッチボールをこういう意識で細かく取り組んだことがなかった」、「ボールを取る際にこんな考えがあったのを知らなかった」、一律して細部にこだわって普段教わっていないという事がわかりました。

 

 

 

 

 

プロになる選手の中には身体的ポテンシャルでそのままプロに行ってしまうことも少なくありませんが、長く活躍する選手はやはり細部にまでこだわっています。

以前、バットでお世話になっている株式会社白惣さんの工場に伺った時に、昔憧れだった前田智徳さんがバットに対してミリ単位でリクエストする話を聞いたことがありましたが、やはりそういった部分にまで気を届かせる選手が長く活躍する選手になっていくんだろうと思っています。

もちろん、そういった高いステージを目指すばかりでなくていいと思っていますが、やっている以上はうまくなりたいと思うのが自然ですし、だからこそこの場に集まってくれたんだと思っています。

毎回こうして各地から集まってくれた選手を見て思いますが、日本には本当に素晴らしいタレントを持った選手が数多くいます。しかし、その能力、才能を伸ばしきれないまま辞めていく選手が多くいるのもまた事実です。さらに踏み込んでいえば、意識レベルや目標設定を高く掲げる内面的成長を野球の教育現場で疎かにしているからだと思っています。

話が逸れたついでに書きますが、中学まで定期的に関わってレッスンしている選手達が高校へ行くとほとんどの選手が意識レベルを落として帰ってきます。これを選手達からヒアリングしてまとめると、毎日エビデンスのないルーティンワークで、特に指導を受けることもなく、あっという間に高校野球の2年半が終わってしまったという感じです。

そうではない選手ももちろんいて、高校野球は通過点で、その先を見据えて今何をするかという目的意識をはっきり持っている選手もいます。そういう選手は意志があり、腹が決まっています。

つまり、どんなに身体的な才能があろうと、最終的には意志を持った選手が強い選手であり、コーチングの中で一番大切にサポートしてあげないといけないことは、「意志」を育てる事だと思っています。意志が育った選手は野球を終える日が来ても、必ず次のステージでも意志を持ち、きっと活躍できる人材になると思っています。

このキャンプではこれからもそんな心に刺激を入れられる場所でありたいと思いますし、参加してくれた選手達が学びがあったと満足して帰宅の途につける場所にし続けていきます。

 

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12月はウィンターベースボールキャンプとして開催予定です。選手だけでなく、指導者の皆さんにも参加してもらい、いろんな考え方の議論もできたらと思っています。

最後に参加してくださった選手、そして送迎してくださったご家族の方々、ありがとうございました。また次回以降も宜しくお願いします。

 

 

※根鈴さんがお子さんを連れて参加してくださり、色々お手伝いしてくださいました。お忙しい中ありがとうございました。アラボーイ。

 

 

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伊豆でのベースボールキャンプ。

昨年の話になりますが、12月25日~26日の2日間でベースボールキャンプに行ってきました。

いつもと同様にこのキャンプでは日ごろからレッスンを見させてもらっている選手達も参加してくれて、徐々に参加者も増えており、今回は1日のみ参加の選手を含めて37名の選手達が参加してくれました。

 

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インストラクターのメンバーもNPB出身者も苦戦している3Aでプレー経験のある根鈴雄次さん、SFジャイアンツで10年もの間グラウンドに立ち続けているブルペン捕手の植松泰良君、そしてPSLを一緒にやっていて今年からミネソタ・ツインズのマイナーのコーチを務める三好貴士さんなど、すべて海外野球経験者で固められ、参加選手達にはそのコーチング手法がとても斬新だったようです。

特に根鈴さんに言われてハッとしたことがありました。

「これだけ声を出さなくていいウォーミングアップは選手達には斬新だろうね。」

これには自分自身も気付かなかったことに本当に驚きました。もちろん、声を出すには出す理由があると思いますが、これから体を動かすというシグナルを送っていることを無意識に行っていたので、アップ中に声を出すということをコーチングする際に重要視していない事に自分自身が気付きました。聞くと、選手達もその方法がとてもインパクト強めだったようでした。

 

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当然ここに集まった選手達は選択をして、自ら決断してお金を払って来ているのでこちらから強制することもありませんし、自ら何かを学び、奪いに来ていることですのでとてもモチベーションの高い空間でした。

 

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年齢は小学生から大人までと、このキャンプで大事にしている「無差別」ではありますがお互いが勝手に刺激し合っているところが何よりも重要なことだといつも感じます。やはり気持ちが最初に来ない選手は伸びにくい。色々な技術指導もありましたが、この短時間のキャンプでは刺激を持って帰ってもらう事が参加してくれた選手たちにとってはいいお土産になっていると思います。私自身もいつも刺激をもらっています。

 

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次回は3月を予定していますので、ぜひ興味がある方は1度参加してみてほしいと思います。

 

 

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